5.鈴音と鬼ごっこ
今回はこれまで作ってきた茶エンジンを使って、実際に動くアプリを作ってみます。アプリのタイトルは”鈴音と鬼ごっこ"。前回作った和室内を歩き回り、鈴音と追いかけっこをする様子をぼーっと眺めるだけのアプリです。ゲーム的な要素はありません。
まずはアプリ内で表示するための鈴音のモデルを作りました。以下からモデルのBlenderおよびColladaファイルをダウンロードできます。モデルを表示するためにModelViewerと茶エンジンのライブラリを少し書き換えました。ソースを利用する際は以下の茶エンジンのライブラリを利用してください。
こんなモデルが表示されます。
まずはアプリ内で表示するための鈴音のモデルを作りました。以下からモデルのBlenderおよびColladaファイルをダウンロードできます。モデルを表示するためにModelViewerと茶エンジンのライブラリを少し書き換えました。ソースを利用する際は以下の茶エンジンのライブラリを利用してください。
こんなモデルが表示されます。
ダウンロードはこちらから
鈴音Blender2.8 and dae file[zip] | 2020/09/11 | download |
Cha3DCoreLib1.8.1 [zip] | 2020/09/11 | download |
Cha3DCoreLib1.8.1(Source) [zip] | 2020/09/11 | download |
ModelViewer1.52(exe) [zip] | 2020/09/11 | download |
ModelViewer1.52(Source) [zip] | 2020/09/11 | download |
さて・・アプリ用の茶エンジンですが、今回は目的のアプリのために専用に追加したAPIがいくつかあるのでライブラリの汎用性という意味では完全に独立させることができませんでした。茶エンジンでアプリを作りたいとお考えの人はアプリに応じてライブラリの内容をドラスティックに書き換えてもいいと思います。
今回改良・追加したAPIは別ウィンドウにまとめましたので以下のページをご参照ください。
ダウンロードはこちらから
Cha3DCoreLib1.10.1 zip [windows] | 2020/09/12 | download |
Cha3DCoreLib1.10.1 Source zip [windows] | 2020/09/12 | download |
ChaSoundLib1.4 zip [windows] | 2020/09/12 | download |
ChaSoundLib Source zip [windows] | 2020/09/12 | download |
それでは、今回機能を追加した茶エンジンで作成したアプリ、”鈴音と鬼ごっこ”について記述します。必要なファイルは全て入っているので想定外の問題がなければexeファイルをダブルクリックすればアプリが起動すると思います。DirecctX11のdllがないとかエラーが出る場合はDirectXランタイムをMicrosoftの公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。
ソースをコンパイルしたい人は各々環境を設定する必要があるかも知れません。作者の開発環境ではOSはWindows7(WindowsUpdate済み)で、VisualStudio2013使用、WindowsSDKはバージョン8.1Aを使用しています。Windows7環境でwindows.hが見つからないとかSDKバージョンが違うとかエラーが出る場合はWindowsUpdateで最新の環境にして、WindowsSDKをインストールし直してみてください。
ソースをコンパイルしたい人は各々環境を設定する必要があるかも知れません。作者の開発環境ではOSはWindows7(WindowsUpdate済み)で、VisualStudio2013使用、WindowsSDKはバージョン8.1Aを使用しています。Windows7環境でwindows.hが見つからないとかSDKバージョンが違うとかエラーが出る場合はWindowsUpdateで最新の環境にして、WindowsSDKをインストールし直してみてください。
ロードに少し時間がかかると思いますが、画面が表示されるまでしばらくロードを待ってください。
次のようなアプリが起動すると思います。
次のようなアプリが起動すると思います。
このアプリは結構GPUパワーを必要とします。特に処理が重たい部分はポイントライト3つそれぞれに対してシャドウマップを描画しているので1つのフレームを作成するのに3回モデルを描画する部分です。また各ポイントライトでレイトレースによるボリュームライトを描画するため、この処理もかなりボトルネックになります。
作者のデスクトップPC(GTX960 2G)では大体25~30FPS程度、ノートPCでは7~8FPS程度のパフォーマンスになります。おそらくそのままでは普通のノートPCでの使用は難しいかと思います。
フレームレートを上げたい場合はシャドウの描画をなくすとかなりFPSが改善されます。config.iniのDrawShadowMapをfalseに設定してみてください。
またDisplayResolution、ShadowMapResolution、VolumeLightResolutionもフレームレートに関係します。GPUパワーのないノートPCなどでは、
DisplayResolution = 0.6
ShadowMapResolution = 0.6
VolumeLightResolution = 0.2
程度に設定するとフレームレートが改善されると思います。逆に、十分なGPUパワーがあるゲーミングPCをお使いの方は、
DisplayResolution = 1.0
に設定するとフルHDでアプリが表示されます。
作者のデスクトップPC(GTX960 2G)では大体25~30FPS程度、ノートPCでは7~8FPS程度のパフォーマンスになります。おそらくそのままでは普通のノートPCでの使用は難しいかと思います。
フレームレートを上げたい場合はシャドウの描画をなくすとかなりFPSが改善されます。config.iniのDrawShadowMapをfalseに設定してみてください。
またDisplayResolution、ShadowMapResolution、VolumeLightResolutionもフレームレートに関係します。GPUパワーのないノートPCなどでは、
DisplayResolution = 0.6
ShadowMapResolution = 0.6
VolumeLightResolution = 0.2
程度に設定するとフレームレートが改善されると思います。逆に、十分なGPUパワーがあるゲーミングPCをお使いの方は、
DisplayResolution = 1.0
に設定するとフルHDでアプリが表示されます。
ダウンロードはこちらから
鈴音と鬼ごっこ(exe) zip [windows] | 2020/09/12 | download |
鈴音と鬼ごっこ Source zip [windows] | 2020/09/12 | download |
(注意)上記アプリですが、Windows10で実行したところ、Windows Defenderに引っかかって削除される現象が確認されました。開発環境がサポート期間の切れているWindows7のため、開発PCが何らかのウィルスに感染しているのかも知れません・・(詳細は不明です)。何が起きるか分かりませんのでアプリをお使いの方は各自自己責任でお願いします。ソースからコンパイルすれば多少安心かも・・。
とりあえず茶エンジンを使った実験はここで一区切りになります。次回からは本格的に自作ゲーム作成に取り掛かりたい・・と思っていたのですが、うちの古い開発環境だと上記のようにウィルス等、予測不能なアプリの不具合が出そうなのでプロジェクトを継続可能かどうかしばらく検討します。続けるとしても年内は漫画の原稿作成に専念する予定なので、次回の更新は来年以降だいぶ先になるかと思います。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
© 2018 Chafumi Touji